Substance 3D Painter Pythonの日本語情報があまり無いので、簡単な事でも情報としてまとめておきたいと思います。
今回は任意のフォルダをPythonプラグインパスとして通す方法を調べました。
Pythonプラグインのドキュメントは、ヘルプメニューから見ることが出来ます。
スタートアップスクリプトでパスを通す
Substance 3D Painterには、起動時に実行させることが出来る、スタートアップスクリプトという仕組みがあります。
それを使ってPythonスクリプトでプラグインパスを通す方法です。
スタートアップスクリプトは、デフォルトでは以下に設置するフォルダがあります。
C:/Users/ユーザー名/Documents/Adobe/Adobe Substance 3D Painter/python/startup/
プラグインパスとして追加したいフォルダには、以下の3つのフォルダを作成しておきます。
- plugins
- startup
- modules
ヘルプでは、以下のファイルにこの事が記載されています。
(Substance 3D Painterインストール場所)/resources/python-doc/plugins/substance_painter_plugins.html
フォルダを用意したら、startupスクリプトフォルダに以下のようなpythonスクリプトを格納します。
ファイル名は何でも構いませんが、ここではstartup.pyとしています。
import substance_painter_plugins
def start_plugin():
substance_painter_plugins.path.append("追加したいpythonプラグインパス")
substance_painter_plugins.update_sys_path()
def close_plugin():
pass
if __name__ == "__main__":
start_plugin()
これでソフト起動時にこのスクリプトが実行されて、追加したフォルダがプラグインパスとして認識されます。
環境変数でプラグインパスを通す
SUBSTANCE_PAINTER_PLUGINS_PATH という環境変数にパスを通すことで、Substance 3D Painterがプラグインパスとして読み込んでくれるようになります。
Substance 3D Painterの起動バッチやランチャーで通したい場合には、こちらの環境変数を使う事になります。
こちらの方法については、COYOTE 3DCG STUDIOさんのページで詳しく解説されていました。
Substance 3D Painter PythonAPI をつかってみよう
https://3d.crdg.jp/tech/archives/2633
貴重な日本語情報有難いですね!
Adobe Substance 3D Painter 9.1.1