2023.12.12にAdobe Substance 3D Designer 13.1.0がリリースされました。
今回のアップデートでは、主にフレームオブジェクトに関してユーザビリティを改善する機能追加が多くなっています。
Substance 3D Designer 13.1 Release notes
https://helpx.adobe.com/substance-3d-designer/release-notes/version-13-1.html
フレームの改善
ノードの移動に合わせて自動拡張
フレーム内のノードを移動している間にShiftキーを押し続けていると自動でフレームが移動したノードに追従して拡張されるようになりました。
作りこんでいくと、ノードがどんどん増えていくので、自動でフレームが追従してくれるのは便利だよね。
HTMLでの記述をサポート
フレームのコメントをHTMLで記述できるようになったので、画像を表示することが出来るようになりました。これで、説明用の画像やリファレンス画像なども表示できそうですね。
HTMLで書くには右上のボタンを有効にすると使用可能になります。
AxFファイルエクスポート
AxFファイルってなんですか? くわしく!
https://www.xrite.com/ja-jp/appearance-exchange-format-axf
x-rite社のページでAxFファイルのサンプルがいくつかダウンロードできるようになっていますので、試してみました。
https://www.xrite.com/ja-jp/axf/sample-library
まず、Import AxFでファイルを読み込みます。
読み込むとテクスチャの他、MDLグラフなども入っていました。
Substanceグラフを開くとこのようになっています。
読み込んだのはレザーの質感になります。
ノーマルマップやラフネスマップなども測定によって正確に質感が再現されているようですね。
編集したAxFファイルはExportも出来るようになっています。
ファッション業界やプロダクトデザインなどの分野だと、
デジタルデータ化の際に正確な質感を利用出来て必須と言えそうですね。
また、リアルなCGを作る場合にも分野を問わず活躍しそうです。
AxF(アピアランス・エクスチェンジ・フォーマット)は、x-rite社によって開発された測定された色や質感を正確にデジタル化し、それを1つの編集可能なファイルとして保存するフォーマットです。